April 15, 2012

myk_voyage FRANCE 2

パリのリヨン駅を出発して約1時間40分程、
到着した駅はパリから南東にある、ブルゴーニュ地方のル=クルーゾという駅。
フランス版グリーンツーリズモ体験の為、宿泊する民家へとレンタカーを借りて向かう予定だったのだが、はっ。今日は日曜日。駅のレンタカー屋が休みだった...。
そこで、ステイ先のオーナーに電話をした所、お迎えに来てくれるという事で、
しばしこの駅で待つ事に。
だけど、なかなかの田舎具合で周りには何も無し。
木材で近代的に作られたル=クルーゾ駅を探索。
駅員も居ない。
居るのは私たちだけ。
そろそろ待ちくたびれたなぁ。。。と思った頃に、オーナーがトヨタ製の車でお迎えに来てくれた。



フランス訛りの英語で迎えてくれたオーナー、フレデリックは、
物静かだけどとてもジェントルな雰囲気漂う人。
初めて会ったのにも関わらず、日本からわざわざここまで訪ねて来てくれたのが嬉しかったのか、緩やかな丘陵地帯から古い教会のある小さな村など、
ブルゴーニュらしい風景が堪能出来るコースで家までプチ・ドライブ。
ただ、その風景を写真に収める事が出来なかったのが本当に残念!
そして、到着した家は、息を呑む程の美しさだった......。


到着して早々、「お腹すいてない?」のお言葉に甘えて、
出てきたのがこれ!
ブルゴーニュ名産のハムとパセリのテリーヌ、キッシュなどなど。
あまりの美味しさにもちろん食べ過ぎたのはお約束。



 
家の中にただ一つだけゲストルームがあり、
このバスルームを見た瞬間、ここに滞在出来るのが夢のようだと、
素直に、本当に素直に思った...。


職業が建築家というフレデリックの書斎。
置いてある全ての物がモダンでお洒落で、ただただ溜め息が出るばかり。




無造作に並べられた本棚には、
アート系の写真集や、デザインの雑誌、さらには音楽に関する書物まで。
フランス語だった為に理解は出来なかったけれど、
きっとお高い代物ばかりなんだろう。
円を描く本棚の下に敷かれたラグも、なんとお洒落なことか。。



猫好きの私を発狂させた、この家の飼い猫Chat♡
そう、フランス語で猫とは、Chatなのであ〜る。



この家の家族構成は、父、母、長男、次男、長女。
そしてこの愛くるしいベイビーは、既に結婚して家を離れている長男の娘さん。
日曜日で遊びに来ていたんです。
にしても、この可愛さ、存在だけで罪....。



予定ではこの夜、どこか外へお食事に出ようと思っていたけど、
旅の疲れか、はたまたこの家が心地よすぎたのか、
うっかりお昼寝をしてしまい、
夕食もこちらで頂く事になった。
フレデリックとその奥様イザベル、自ら料理をサーヴしてくれてます。


フランス版オムライス??な手作りBIOのメインディッシュ。
お店に行かなくとも、絶品のお料理が堪能出来る事の幸福感といったら...。
なにげにテーブルクロスやお皿、グラスも素敵な物ばかり。



デザートはこの家の草食系メガネボーイの次男くんが作ったという、
洋梨をつけ込んだもの。
ちなみに左のほのかに甘いクラッカーは、お土産に頂いちゃった。


夕食後は、家族みんなでリビングでのティータイム。
こんなに美味しいレモンジンジャー・ティーは初めて。



大きなソファ、モダンな照明、何気に壁掛けてある絵画、暖炉。
心のこもった素晴らしいホスピタリティの家族との団らん。
すり寄ってくる猫。
外国に行って、こんなに安堵感を感じたのは初めてだった。



 奥さんのイザベルはくしゃくしゃっとした笑顔がとても優しい。
メガネボーイの次男くんはとってもシャイ。
ペディキュアを塗っていて、マニキュアを床にこぼしていた姿が
なんともキュートだった長女ちゃんは、英語も堪能で、
積極的にお話してくれた。


フランス滞在一日目にして、
フランスを心の底から堪能し、愛してしまった日。
Chat、また明日ね。
Bonne nuit....



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