Phoenixというバンドは大好きなのだけれど、
最近アップされていた新曲にはどうもピンと来なかった。
私がひねくれ者なのか、時代についていけていないのか、
もしかするとPhoenixというバンドの前回のアルバムで熱が冷めてしまったのか。
彼らの音楽との出会いは運命的だった。
1999年に世界が滅びるというノストラダムスの予言通りにはならず、
あっさりと年が明けてなんだか拍子抜けしてしまった2000年。
あの頃よく通っていた福岡のJUNGLE EXOTICAというレコード屋の壁に飾ってあったのが
Phoenixの1stシングル『Too Young』。
ジャケットがなんだか70年代っぽくてちょっとダサいな...なんて思いながら、
レーベルがSOURCEだったという事で迷い無く購入した。
家に帰ってターンテーブルにレコードに乗せ針を落とした瞬間、
本当にビビビ〜〜〜〜っと電気が走った（古い例えですが...）のをよく憶えている。
バンドが進化していくのは当たり前の事だけれど、
Phoenixが進化していく様子は私の気持ちと反比例し続けている。
悲しいけど。
そんな時、あのDinosaur Jr.がPhoenixの新曲をカヴァーしているというじゃないか。
最近はほとんどネットで音楽のチェックも怠っていたのだけれど、
やはり運命的な出会いってあるもの。
ちょうど春になりつつある今にぴったり、
ほんのり甘くほんのりビターな感じ。
J.マスシスの相変わらずやる気のない歌声も、今の私には癒しの歌声。
オリジナルを越えてしまった名カヴァーの1曲になったよ。
(Freeでダウンロード出来るのでお早めに。)
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