April 16, 2014

カラー ミー レッド ブラッド

昨夜、とても残酷な夢を見た。
そのせいかな?

再度この本を手に取り、毎年調子が上がらない四月を
更に海底の奥深くへ沈めるように、
春の夕暮れの爽やかさを濃いグレーで塗りつぶすように、
でも淡々と読んで、
やっぱりグサリグサリと胸を刺された。


私がこの本が一番好きで救われる理由。


本の帯に書かれた、よしもとばななさんの言葉が
私の気持ちそのまんまです。


『岡崎さんの文は、
もう目を閉じればいいのにと思うくらいに苦しくて痛いのに、
透明な目で何も見逃すまいとまっすぐにはるかな前方を見つめているような文だ。
その痛みに耐えうるのは見ている先が、
決してたどりつけないが明るく輝く美しい光だからだろう。』





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