October 02, 2007

Lynch狂

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福岡ではもう既に上映が終了してしまったけど、
9月中旬頃、ようやくデヴィッド・リンチ監督の最新作、
「インランド・エンパイア」を観にいった。

上映時間の180分は、もうまるごとリンチ・ワールド。
彼の映画は、理解しようとしてはいけない。
辻褄を合わせようとしてはいけない。
ただひたすらに、リンチの映像と音に酔いしれるのみ。
まるで白昼夢の様に...。

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主演のローラ・ダーンやジェレミー・アイアンズ、
そして「ツイン・ピークス」で、ローラ・パーマーの母親を演じた
グレイス・ザブリスキーなどなど、
リンチ・ファン歓喜のキャスティング。

もちろん、
「ウサギ人間」なる
リンチ的ナゾのキャラクターも登場。

特別、リンチが好きでなく、
ましてや映画を観ていない人には
「???」な本blogですが、
とにもかくにも、リンチ狂としてはスタンディング・オベーションものの
完成度の高さでした。

そう、デヴィッド・リンチという監督に出会ったのは
今、ようやくDVD化されたTVドラマ「ツイン・ピークス」から。

日本でビデオ・レンタルされた直後から
毎夜毎夜、レンタル屋に通い、
福岡はイムズで開催された、
「ローラ・パーマーの葬儀」にも参列。

残念ながら、ツインピークス・ツアーに参加は出来なかったが、
ツイン・ピークス ローラの日記』、『ツイン・ピークス クーパーは語る』、
『ツイン・ピークスの歩き方』等など、読破したっけ。

実質のデビュー作である「イレイザーヘッド」にクラクラしながら
「ブルー・ベルベット」に酔いしれ、
「ロスト・ハイウェイ」でまたも引き込まれ、
「マルホランド・ドライブ」で完全にリンチの復活を祝い、

そして、
「インランド・エンパイア」へ。

うーん、まだまだ書ききれないほど
リンチを愛してしまった私。

おかげで、その後、熱を出しました(笑)。

最後に、リンチ監督のお言葉をひとつ。

『直観力を駆使することを恐れてはいけない』





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