August 24, 2011

仙台旅情

金曜日の午後2時半頃また大きな揺れ。
仙台へ向かう日に限って、突然やってくる。
「もう、勘弁してください...」と一人つぶやきながら、私は荷物をまとめて家を出た。

福島で震度5弱だったこの日は、関東では朝から久しぶりのゲリラ豪雨で、
西へ向かう新幹線も、北へ向かう新幹線も、おおきくダイヤが乱れていた。
千葉に越して来てから、北へ向かう新幹線は上野が近いという事を最近知り、
馴染みが全くない上野で、結局1時間半遅れで新幹線に乗り込んだ。

途中、福島付近で新幹線が一旦止まる。
また地震?かと思いきや、ただの信号待ちだった。
ほんとは少し怖かった。

前のブログでも書いたけれど、今回初めて東北新幹線に乗った。
上野からだと大宮に止まったら、もう次の停車駅は仙台だった(『はやて』に乗ったので)。

4月2日に仙台を訪れた時はまだ仙台駅は白いシートが覆いかぶさっていて、
まだ工事中だったけれど、そんな雰囲気は微塵も残っていない程、
まるで何もなかったかのように仙台駅は機能していた。
あれから随分月日が経ったかのように感じた。

AFTER DARKのkaaanjiくんやAPUくん、かずきくんに会えたのと、
相変わらずの街の賑わいにとても心が落ち着いた。
今日あった地震の事もすっかり忘れた。

今回、AFTER DARKは6周年という事で、始めはレギュラーDJのみでやると聞いていたのだけど、実は10日程前に「是非みゆきさんも!」というお話があって、急遽参加させて頂いたのです。こういう場合、いつも「何故わたしなんだろう??」という疑問が先になってしまうのだけれど、私にとっても特別なパーティーであり、特別な思いがあっただけに、とても感激してしまった。

パーティーはパーティーらしく、たくさんのお酒が飛び交い、たくさんの笑顔と、これぞAFTER DARKな音楽が流れた最高の夜だった。
私が福岡でやっていた事が同時進行で、そのまま引き継がれていってる。
だから、ここに来ると、安心するのだろう。

AFTER DARKというパーティーは一本筋が通っている。
だから、いろんな方面(ジャンル)に枝分かれしても何だかまとまりがある。
そんなパーティー、なかなか日本には無いから、これからも発信し続けていってね。



パーティー終盤、かなりのDrunk Boyとなっていたkaaanjiくん。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、見ているだけで面白すぎた。
最近酔うとフリースタイルのラップが飛び出すけど、
勿論この夜もキレキレのラップを披露してました 笑。



翌日。
若干二日酔いのケンくんとAPUくんを無理矢理起こし、日本三景の一つ、いざ松島へ。

向かう途中、津波の被害を受けた荒浜が見えたのだが、瓦礫も片づいていて、一面に緑の草が多い茂り、4月に見たときとは随分と景色が変わっていた。もし、何も知らない人が見たとしたら、「あぁ、あそこは一面畑なのね」と言ってしまいそうになるぐらい。

松島では、私を連れていきたかったというカフェが震災後営業しておらず、とても残念だったけれど、その高台から見た松島の風景が穏やかで優しくて心地良かった。
昼食で食べたツボダイの定食も、海から流れてくる風も、カモメの鳴き声も、
何もかも、穏やかで優しくて心地良かった。


あれから時間は確実に動いている。
そこに住む人々もちゃんと前を向いて歩いている。
私がほんのちょっとだけ元気がなかった理由がわかった。
そしてまた、みんなに前を向いていく勇気を教えてもらった。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

今回はそんな旅だった。
感謝してやまない街。
ありがとう、仙台。

東京からたった1時間40分。
こんなに近いから、是非時間を作って仙台へ行ってほしいと思います。
私の大好きな街です。


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